38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指す

38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指すための日常を綴ります

結婚相談所で得たもの

僕は親の「働かざる者食うべからず」という信念のために

今は働いている。

 

働きたくて働いているわけではない。

あくまでも親の要望に応えるために働いている。

 

親は働いてさえいれば、身の回りのことは何でもやってくれる。

掃除、洗濯、飲み物、食べ物・・・何もかも。

 

「お茶入れて」

と言えば、しょうがないなといった感じでやってくれる。

 

このような些細な家事とも言い難い事まで全て親任せにしていた。

 

そんなある日、結婚できない子供のためのセミナーがあったようで

いつの間にか親がそこで結婚相談所のパンフレットを貰ってきた。

全く家事ができないから将来が心配だと言っていたと思う。

 

確かに全く家事はできない。

ある日、突然すべて自分でしなければならない状況になると困る。

 

費用は全て親が払ってくれるというので

それなら婚活というものをやってみてもいいかと思って

入会して何度かお見合いをした。

 

5回お見合いをして、なぜか全て交際するところまでいった。

相手の女性も30歳を過ぎていて、焦っていたのかもしれない。

 

1人目の彼女はデート中に以下の要望を言ってきた。

 

・将来は大きな車の上にキャンプセットを積んで出かけたいんだよね。

 

僕の車は軽自動車で、運転も親に任せている。

今の車で十分だと思っているので、大きな車は買わないが

せめて出かけたいという彼女の要望に応えようと思って

自分で運転するようになった。

 

しかし、親と別居とはいえ同じ敷地内に2軒あるのは嫌で

僕の親と離れた場所で暮らしたいと言われた。

さすがに家があるのに、別の物件を用意して引っ越すといった

金銭的な余裕はないので、彼女との交際はお断りした。

ちなみに彼女は運転免許を持っていなかった。

 

2人目の彼女とのデートでは

僕「僕、洗濯しないんだよね。」

彼女「え、誰がやってるの?」

僕「うちの親が洗濯物を回収してやってくれるよ。」

彼女「なるほど、私と同じだね。」

 

という会話になり、デート後にお断りの連絡が入った。

その後、「そうか、男が洗濯できないとダメなんだな。」と思い

洗濯機の説明書やネットで洗濯の仕方を調べて自分でやるようになった。

 

3人目の彼女とのデートでは

彼女「そろそろ大掃除の時期だね」

僕「そうだね」

彼女「毎年大掃除ってやってる?」

僕「親がやってくれるので僕はやってないよ。」

彼女「そっか。私もそうなんだよね。」

 

という会話になり、デート後にお断りの連絡が入った。

その後、「そうか、男が掃除できないとダメなんだな。」と思い

掃除機の説明書やネットで掃除の仕方を調べて自分でやるようになった。

ちなみに、吸気口、24時間換気、エアコンのフィルターや

キッチン、お風呂の排水溝なども含めて、あらゆる掃除を自分でやるようになった。

 

4人目の彼女とは、Skype で連絡を取るようにしていた。

ある日、電話がかかってきて

Skype が使えなくなった!」

「アイコン押すと何かメッセージが出る!」

「早くなんとかして!」

とギャーギャー喚き散らされたのでお断りした。

冷静に状況を説明してくれたり、自分なりに解決方法を調べたけどわからなかった。

というのであれば、付き合っていたと思う。

 

5人目の彼女は無職で結婚後は専業主婦希望だった。

でも、家事は旦那さんと分担がいいと言っていた。

とりあえず1回だけデートをした後、お断りした。

 

その後も何度かお見合いの話が来たが

新型コロナウイルスを理由に辞退している。

 

「会社が感染防止でテレワークにしてくれているのに

プライベートで出かけていたら申し訳ないから。」

と伝えている。

 

結婚相談所で得たもの

家事全般が自分でできるようになったこと

 

そして気がついた。

 

・お金は自分で稼いでます。

・家事も自分でできます。

 

あれ?結婚しなくて良くね?

 

特に5人目の専業主婦希望なのに家事は旦那と分担したいとか

 

超いらなくね?

 

僕は一生独身でいることを決意したのであった。