38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指す

38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指すための日常を綴ります

僕は転職すると有能になるが、居続けると無能になる

僕は主にシステムエンジニアとして Web の設計や開発を担当している。

というと有能と思われがちなのだが、実は大したことはできない。

 

それは

・既存のプログラムの必要箇所を繋ぎ合わせて新しい機能として動くようにする。

・既存のプログラムを少し変更する。

 

といったもので

何もない状態でプログラミングをしてくださいと言われた途端に無能になる。

 

これはシステムエンジニアでないとわからない事かもしれないので

別の言い方をしてみる。

 

自分で出来ること

・蚊が出たら、手で叩いて対処できる。

・ゴキブリが出たら、殺虫剤をかけて対処できる。

 

自分で出来ないこと

・クマが出たら、対処できない。

・ライオンが出たら、対処できない。

どっちも自分が死ぬと思う。

 

これを仕事に置き換えると、入社当初は割と簡単なものから始まることが多い。

月給20万円スタートとして・・・

・蚊が出たから手で叩いて対処した。

 →対処できたので有能。月給21万円になり、少し難易度が高い仕事を任せられる。

・ゴキブリが出たから、殺虫剤をかけて対処した。

 →対処できたので有能。月給22万円になり、少し難易度が高い仕事を任せられる。

 

 そのうち対処できない仕事が任せられるようになる。

評価が下がっていって昇給もしなくなる。

どんどん仕事をこなしていく有能から無能になっていく。

そして、ライオンが出たから退職した。

 

経験をアピールして転職すると、月給は前職と同じ22万円でスタートして

蚊やゴキブリの対処で23万円になって、やがてライオンが出て退職する。

そして月給23万円でまた転職して有能と無能を繰り返すのだ。

 

しかし、40歳になるとこのような転職は厳しそうだ。

さすがに40歳で蚊やゴキブリの対処までしかできない人は採用されないだろう。

仮に採用されたとしても、ブラックな企業だろう。

 

リタイアを目指す理由もそこにある。

 

残念ながら僕はクマやライオンの対処は出来ないのだ。

蚊やゴキブリの対処が限界だ。

正しい対処法を調べて努力して身につければ出来るようになるかもしれない。

しかし、そこまで体を張って仕事をする気はないのだ。

 

仮に月給30万円になったとしても割りに合わないし

月給300万円になったとしても、僕の生活にはそこまで必要ないのだ。