38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指す

38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指すための日常を綴ります

メンタリストDAIGOさんの差別発言について

メンタリストDAIGOさんが差別発言をしたということで問題になったのは

一部の間で有名ですが、その内容としては命の要否の発言をしたことです。

ざっくりどのような発言をされたかというと以下のような感じです。

 

・ホームレスの人や生活保護利用者の命は要らない。

・人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない。

 

日本では生活保護などの社会保障が充実しているので

今は現役でバリバリ労働ができて稼げる人でも、何らかの病気などで稼げなくり

ついには退職して失業手当の支給期間も終わってしまって貯金を切り崩す生活となり

それも尽きてしまったら生活保護を受けることになるでしょう。

手堅い社会保障のおかげで安心して労働に励むことができるのが日本だと思う。

 

確かにホームレスや生活保護は要らないというのは

おそらく多くの人が内心思っていることだと思う。

 

例えば、ホームレスが多くて臭いという理由から公園からベンチを取り除いたり

生活保護で何も仕事をせずに月に10万円程度で生活している人に対して

サラリーマンにとっては自分たちは労働してこれだけの賃金なのに

あの人たちは何もせずにお金がもらえるのはおかしい。

といったことは内心思っている人が多いのではないでしょうか。

 

しかし、これを口に出して言ってしまうと叩かれるので言わないようにしていると思う。

これをメンタリストDAIGOさんという有名なYoutuberがYoutubeという

巨大プラットフォームの中で発言したのが問題だと思う。

そのように思うのは自由だけど、口に出して言って良いことと悪いことがある。

 

とは言うものの、実は私も真面目に労働してた時には

生活保護の人が労働せずにお金が貰えてずるいとか

労働してないのに医療費が無料っておかしくね?とか思っていました。

 

しかし、よくよく考えると生活保護があるおかげで日本は安全な国なのだと思う。

もし、生活保護がなくなってしまったら、労働できない人がお金がない

という状態なので、どんどん治安が悪くなっていくと思います。

具体的には以下のような感じでしょうか。

 

・今日、食うものがないから誰かから盗まないといけない。

・家賃払えないので銀行やコンビニ強盗でもするか。

・子供を誘拐して身代金を要求するか。

 

本当にお金がないのだから、生きるためにはどんな手段を使ってでも

たとえそれが犯罪行為だと自覚していても手に入れるしかない。

そうすると全く関係のない人が突然襲われる事態になるかもしれない。

裁判になったとしても相手側にお金がないから被害者は報われない。

 

新型コロナウイルスの流行もあり日本はかなりの不景気なので

今後もお金に困る人が増えて、生活保護の申請も増えるでしょう。

 

生活保護は今も現役で労働できている人にとっても将来の補償という意味で

メリットのある制度だと思う。

そして今、生活保護を受けている人に配られているお金については

現役の労働者にとっては保険金として支払っていると捉えるべきかもしれない。

いつ自分が生活保護を受けないと成り立たない事態になるのかわからないのだから。

 

それではまた。