38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指す

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日本の自動車産業はオワコンになるのか

私なりに考えて結論を先に言うと、「日本の自動車産業はオワコンになる。」

 

理由は色々合って、まず電気自動車の普及があまり進んでいないことが挙げられます。

ヨーロッパでは2035年からガソリン車の販売や利用が違法になります。

アメリカは2030年から同様の措置となるようです。

 

そこで電気自動車を普及させなければならないわけですが

単純にガソリン車の製造をやめて電気自動車を作れば良いという話ではありません。

実は電気自動車に使用されている部品や製造工程にも二酸化炭素を排出していないか。

ということがポイントとなります。

 

日本の場合は電気のほとんどが火力発電でまかなわれています。

その火力発電で二酸化炭素を排出した結果生まれた電気で部品などを製造した場合

ヨーロッパは関税がかけられるようになっています。

 

つまり火力発電よりエコな方法で電気を作って

そのエネルギーで自動車を作らないといけないわけですね。

ところが日本はいまだに原発事故のことを引っ張っているので

火力発電から抜け出せずにいます。

いくらトヨタが電気自動車を作ったとしても、製造過程がエコでなければ

海外に輸出した時に関税がかけられて高値になるので

海外で日本車は売れなくなるわけですね。

 

今現在、電気自動車といえばアメリカや中国が主流になっています。

しかもアメリカでは5年以内に自動運転が実現して

車を所有している人は自分が使用しない時は自動運転で

その辺の道路を走っていて、目的地まで乗りたい人が現れると

その人を乗せてタクシーとして使わせることで収入が得られるという計画があります。

 

また、中国は安くて質の良い電気自動車を開発しており

既に日本の大手運送会社「佐川急便」に納入しています。

 

そして何より問題なのは日本に「電気スタンドがない。」ということでしょう。

いまだにガソリンスタンドがあり電気スタンドを見かける事がない。

途中で電気補給ができなければ電気自動車が普及することはないので

海外にかなり遅れをとっています。

 

日本のコンセントが100Vというのも厳しいですね。

電気自動車を充電するのに100Vだと12時間かかるようです。

先進国のほとんどは200Vなので6時間で充電できることになります。

12時間もかかるのであれば通勤には使えないでしょう。

 

9時から18時勤務で7時に起床して8時に外出して18時に退社して19時に帰宅する

という場合、翌朝も8時に外出しなければならないのに、19時に帰宅してから

充電すると12時間かかるとしたら、くつろぐ間もなく1時間以内に充電しないと

翌日は出勤に使えません。

 

以上から日本の自動車産業はかなり厳しい。

ぶっちゃけトヨタ以外の会社は外資に買われるか潰れるのではないかと思います。

 

そしてこれから車を買おうとしている人はやめた方が良いです。

既に車があるならそれを使い続けた方が良いです。

今更、ガソリン車やガソリンと電気のハイブリットやらを買っても

近い将来は電気自動車にせざるを得ない時代になるので

10年も使い続けることは困難でしょう。

 

今ある車を壊れるまで使い続けて、もし壊れたら月額いくらといった

サブスクリプションに切り替えた方がコストはぐっと抑えられると思います。

色々な会社がサブスクリプションを提供していますが

中には保険料込みとか給油無料といったランニングコストがかからない

サービスも出てきていますので、これを利用しない手はないでしょう。

 

そもそも車は持つだけで維持費がかかるので、持たない方が良いのですが

私は通院でお薬を段ボールに入れて持って帰ったり

買い物で無料のウォーターサーバのお水3リットルを持って帰ったりと

結構運ぶのに車がないと不便な事が多いので車を所持しています。

当然、軽自動車です。

 

それではまた。