38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指す

38歳エンジニアが40歳でリタイアを目指すための日常を綴ります

お金は常に貸す側になれ

世の中には借金とは言わないが実質借金と同じようなものが溢れている。

たとえば

 

・リボ払い

奨学金

・自動車ローン

・住宅ローン

スマホお返しプログラム

 

これらは全て借金だ。

借金という言葉を使うと、誰も利用してくれなくなるので

名前を変えているだけにすぎない。

 

特にリボ払いの年利はだいたい15%でかなり高い。

しかも、返済額は利息の部分が優先されるため、元本がなかなか返せずに

借金はどんどん大きくなっていくという罠がある。

法律で禁止した方が良いと思うのだが、そのような法律ができるわけではなく

大手のカード会社でもたいていリボ払いをすると毎月の支払額が安くなると謳って

積極的にリボ払いを勧めてくるから厄介だ。

 

奨学金も中には返さなくても良いものがあるようだが

基本的には社会人になって給料がもらえるようになったら毎月返していくものだから

借金と変わらない。

 

自動車ローンはまだローンという名前なのでわかりやすい。

しかし、一括で購入したいのに分割払いを勧めてくるディーラーは多いので要注意。

 

住宅ローンも同様。

夢のマイホームのために住宅ローンで購入している人が多いと思う。

家の価値は買った瞬間下がるので、下がった資産に対してローンだけは元のままで

ずっと払い続けなければならない。

 

スマホお返しプログラムはとてもややこしくて自動車の残価設定ローンに似ている。

36分割で支払いして24ヶ月目まで払えば端末を返却することで

残りの12ヶ月分は支払わずに他の端末に乗り換えられる。

その際、また他の端末で36分割が始まるという悪魔の契約である。

きちんと36ヶ月払い続けると、ようやくその端末は自分のものになり

36分割から解放されることになる。

そうでなければ、永遠に36分割から逃れることはできない。

 

このように世の中は「お金を借りさせようとする。」

お金を貸すと儲かるようにできているからだ。

 

周囲を見渡して欲しい。

自分の親、兄弟、親戚、友人などで以下のどれも利用していないという人は稀だろう。

 

・リボ払い

奨学金

・自動車ローン

・住宅ローン

スマホお返しプログラム

 

もしかしたらすべて利用している人もいるかもしれない。

例えば、リボ払いでロレックスの時計、奨学金で有名校を卒業、自動車ローンで

ポルシェを乗り回し、住宅ローンで都心部の高級住宅に住んでいて

スマホは iPhone13 Pro Max を使っている。

見た目はすごくお金持ちだが、実はただの借金王だ。

 

「俺さ、ロレックスの時計でiPhone13ProMaxを使いこなして

ポルシェに乗って高級住宅に住んでるんだぜ」

なんていう人がいれば、「よっ!借金王!」と言ってあげましょう。

 

私は一括払いで購入できないものは身の丈に合っていないと思っている。

だから欲しいものがあっても一括で購入できるまで見送るわけです。

これらの借金には一切手をつけてはいけない。

「借金王!」と呼ばれたいのであれば良いかもしれない。

 

逆に「お金は貸す側になる」ことを強くお勧めしたい。

銀行預金だって立派なお金を貸す側になる。

年利0.001と極端に低いが100万円を預けて10年後に100円増えているのだから

お金を貸す側になるだろう。

 

しかし、あまりに金利が低すぎるので生活防衛資金は銀行預金にして

余剰資金はネット証券を開設して手数料無料の投資信託(S&P500、先進国、全世界)

といったインデックス投資を行うのが良いと思う。

 

これも、米国、先進国、世界にお金を貸しているのだ。

お金を貸すというリスクをとっているから

年利4%などの利益をお裾分けしてもらえるのだ。

 

お金を貸すというのは「返ってこない」「元本割れする」というリスクが伴うが

自分は働かずにお金に働かせているので、自分の時間を持てるのが強みだと思う。

お金を貸している間に自分がやりたいことに集中すれば良い。

 

だから「お金は常に貸す側になれ。」というのである。