日銀の黒田総裁の発言で「家計の値上げ許容度は高まっている」というのが
話題になっています。
本当に「家計の値上げ許容度は高まっている」のか。
確かに日本は他の国とは違って、食料が買えなくて餓死するというのが
ほとんどない国で、多少物の値段が上がっても仕方がないと
許容する傾向にあると思います。
しかし、許容度が高まっているのか。と言われると違うように思います。
どこも値上がりしてどこで買っても高いから仕方なく買っている。
というのが現状だと思います。
仕方がないというのはここでは「許容」ではなく「諦め」の意味であると思います。
そして値上がりした分、家計を圧迫するのはわかりきっていることで
その分、他の支出を減らそうとしているはずです。
例えば、ソシャゲに課金するのを控えるようになったり、
外食やレジャーや趣味にかけるお金を減らすといったようなことです。
「収入>支出」の状態でなければ家計は崩壊しますから。
このまま値上げが続くと、コロナが終わっても巣篭もりになってしまうと思います。
お家でじっとしていれば、食費と光熱費と税金以外はかかりませんから。
もしくはお金のかからない図書館に入り浸るとか。
ともあれセミリタイアしている人のように節約をして、
なんとか生活ができるようにするといった家庭が増えるのではないかと思います。
「家計の値上げ許容度は高まっている」という発言に対して批判が多いのは
その証拠なのではないかと思います。
独り身ならまだしも、結婚して嫁と子供を養わないといかないといけない
という家庭であればなおさらです。
それではまた。